人工知能の発展

計算をすることができるコンピュータがこの世の中に登場してからというもの、コンピュータに人間のような働きをさせる人工知能の研究はずっと続けられてきました。

その進歩はめざましく、現代においては「人工知能の存在はいずれ人間の脅威となるのでは?」という危惧まで取り上げられるようになってきました。

確かに、人間と同じようなふるまいをするようなコンピュータを目指して人工知能の開発が続けられれば、いずれ人間は自らの手で人間と同じ、いいえ人間以上の性能を持った存在を生み出してしまうかもしれません。

 

人間と機械

まず、人間と機械の大きな違いというのは記憶力や計算力、判断力といった「基礎学習能力」にあるとしています。
これは、人間がどんなに努力をしても、機械に勝つことはできないでしょう。

日本が誇るスーパーコンピュータに「京」というコンピュータがありますが「京」は1秒間に1京以上の計算能力を持つこともあってこの名前がつけられました。

人間が同じように1京以上の計算を行うとすれば、地球上の全人類が24時間寝ないで毎秒1回、17日間かかるのだといいますから、その能力の高さはけた外れであることがわかります。

ただし、このスーパーコンピュータ「京」をもってしても、人間の脳の神経回路と同じ働きはできないのだそうです。
もし仮に、人間の脳の1秒間の活動を、京を使って再現するとなると、なんと40分もかかってしまうのだとか。

これは、機械には計算はできるけれど、計算をしているその瞬間に計算以外のことは一切考えることができないということを意味します。

人間の場合は、ただ計算をしろ、と言われてもその瞬間に「なんで計算を?」「どうやったら早く計算できるかな?」「計算なんてしたくないな」…などなど、絶えずいろいろなことを考えることができるのです。